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幻水�擬膺邑�…クロウ(坊ちゃん) �桔棔ゝ髻|蓮張愁侫�ア城 |
| あやし歌 |
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『―ねむりよ わたしの大事な子よ かわいい寝顔をいつまでも…』 「あれ、それ坊ちゃんに私がよく聞かせてた歌ですよ」 そう言って、クロウの口ずさんでいた歌に気づいたのは、彼の母親代わりでも、父親代わりでもあった、グレミオだった。 「グレッグミンスターのあやし歌ですよ。よく覚えてましたね坊ちゃん。それ、坊ちゃんに歌ってあげたのは、こんなに小さい頃まででしたのに」 と、身長の高いグレミオは腰を低く屈めて手をひらひらとさせた。 そうして、その手がフトした事に気づき、彼はその手を止めた。 ―真の27の紋章― それを受け継ぐ物は、老いることは無く、何十年、何百年と生きると言われる。実際800年生き続ける物もいるらしい… …そして、自分の大切に育ててきたクロウに宿る紋章は真の27の紋章のうちでも、「呪いの紋章」と呼ばれるほどに邪悪なものだった。 (私は、坊ちゃんをおいて逝ってしまうのだろうか―) 自分だけではない、この解放軍の仲間全員が皆クロウを置いて行ってしまう。 すでに、成長を見せないクロウの体は、それを如実に表していた。 「大丈夫だ、グレミオ」 はっ、として我に帰れば、目の前にはクロウがいた。 「あと少しで、皆の願いは叶うんだ。そんな、心配そうな顔をするなよ」 思わず、自分の考えが読まれたのかと思えたが、そうではなかった。 意思の揺るがない、強い目をした少年。 小さいときよく父に、なかなかかまって貰えないとダダをこねていた、あの子供が、今その父親をも殺す覚悟を決めていた。 (これで、本当によかったのでしょうか…テオ様) 我知らず、クロウの父にその問いを問いかけた。 ―呪いの紋章を親友のクロウに渡したテッドを恨んだこともある。 ―すべての事と解放軍を押し付けて死んだオデッサに憤りを感じたこともある。 だが――…… 「ねえ、坊ちゃん」 そう言うグレミオを、もう2度と伸びない身長でクロウは振り仰ぐの見ると 「グレミオはいつだって坊ちゃんの味方ですからね」 そう言う彼の眼差しもまた、何かを決意した物だった―― **** 『―ねむりよ わたしの大事な子よ かわいい寝顔をいつまでも…』 小さなまき小屋の屋根に登り、口ずさむクロウ。 もうそれを歌ってくれる人はいない… 解放戦争が終結し、その夜、クロウという英雄はは独りその城を後にした。 自分が、その戦で得た物は結局なんだったのか… 親友を失い― 父をその手にかけ― もう一人の親とも言えるグレミオを自分のために死なせて―――… 『―ねむりよ わたしの大事な子よ かわいい寝顔をいつまでも…』 口ずさんで、思い出すのはお節介な彼の顔。 そして、自分より先に逝ってしまった沢山の人々… 自分の右手に宿る「生と死を司る紋章」。ソウルイーターは、本当に沢山の命を吸い取ってくれたのだった―― **** 解放戦争に勝利の後。 彼はその日の夜、その場を去った。 自分の役割が終わったのだと、書き残して。 これ以上、ソウルイーターが誰かの魂を吸い取らないうちに… 彼は舞台を降りた――― 3年後…、同じ目をした少年に会うまで、彼は未だ舞台の下でひっそりと眠り続ける。 『―ねむりよ わたしの大事な子よ かわいい寝顔をいつまでも…』 完。
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| あとがき ギャグを書いたとと思えば、シリアスを書いてみたり… でも、シリアスな坊ちゃんを書いて書いて見たい衝動(どんなの?)に駆られ こんなどうしようの無いもの書いてしまいました^^; なんででしょう…。坊には幸せになってほしいのに、不幸な生い立ちをついつい考えてしまう(涙) (てか、そう思うならBadEndingで終わらしておくなよ…) |