幻水�擬膺邑�…クロウ(坊ちゃん)   �桔棔ゝ髻|蓮張愁侫�ア城

幻水�脅膺邑�…リング          �極棔ゝ髻|蓮張�イル城

なにわともあれ

 

「真なる風の紋章!!くらえ!!」

 

「何の、こっちはソウルイーター!!」

 

世界に27個しかない、不老と絶大な力をもたらす、27の真の紋章のうち2つが、ここカイル城に閃く。

 

 

ズガガガガガッッ!!!

 

シュウウウウッ…!!!

 

 

破壊と破滅の音が次々と連鎖する。

 

「ちょ、ちょっとクロウさんっ!ルックも!!」

 

この城の城主であり、同盟軍リーダーのリングが二人の間に割って入る。

 

が、しかし。

 

いくら彼のもつ「輝きの盾の紋章」が27の真の紋章の一つ「始まりの紋章」の片割れだとしても、所詮片割れ。

 

かつての英雄クロウ=マクドールとその戦いを共にしたルックの足止めにはなりえなかった。

 

「やめてくださいってばーっ!!」

 

全力で叫びながら、なんでこうなったのか、リングは思い返すのだった――

  

2.

 

バナー村で、3年前の解放運動により勝利をもたらしたクロウ=マクドールをなんとか説得の上

仲間に引き入れ、カイル城に引き上げて見れば。

 

入り口で約束の石版の守をしている、ルックと顔を会わせたのだった。

 

二人が顔見知りだったのは初耳だったのだが


二人の顔を見せたときの互いの笑顔にうすら寒いのを覚えたことで、なんとなくは察した。

 

「やあルック、久しぶりだな。何年ぶりだったかな」

 

「たった3年だよ。どうしたんだい?こんなところにまで現れて。また国の一つでも滅ぼす気かい?」

 

ちなみに言っておくが、笑顔である。しかも満面の。

 

「まさか、さすがに俺でもそんなに働き者じゃない。今回は幸いにも石版に選ばれてもないしね。ただのお節介さ、3年前にソフィア城を壊しまくってた奴に言われたくないな」

 

「お互いさまだろ、あんただって半分責任はあるはずだよ。とっとと帰りな、古臭い英雄なんかがいちゃ。軍の士気が2分されるだろ、そのくらい分からないわけないだろう?」

 

まだ二人とも笑顔である。ただし左手の紋章が微かに煌いたかもしれないが。

 

「相変わらずだな、ルック」

 

微笑むクロウ。

 

「そっちこそ、変わらないねクロウ」

 

薄く笑うルック。

 

 

 

そして、彼らの破壊の紋章がうなったのはすぐ後だった――。

 

 

3.

 

 

「あーあ。3年もたってるから、少しは大人しくなってるかと思えば、相変わらずだな。あいつら」

 

そう言って、オロオロしていたリングの横に立っていたのは、同じく3年前に、解放軍でも活躍したビクトールである。

 

「ビクトールさんっ!お願いです、あの人たち止めてくださいよ!!」

 

懇願するリングに、無敵の熊男ビクトールは肩をすくめ。

 

「俺に?冗談だろ?それにあれで、あいつ等楽しんでるんだぜ。それこそ邪魔したら殺されちまう」

 

「た、楽しんでるーっ?」

 

分けが分からない顔で目の前の光景に目を丸くする、リング。

 

「そ。あいつ等、自分たちより強い奴にめったに合わないから、互いにストレス解消してんだ、あれで。それでよく、解放軍の時は城が壊れたなぁ…」

 

しみじみと呟くビクトールに青ざめる、リング。

 

「な、なんて、はた迷惑な…」

 

「ま、なにわともあれ。クロウの強さは保障するがな、あんな顔で戦の時のすごさは今以上だぜ、期待できるさ」

 

そう言って、パタパタと手を振りながら、去ってゆくビクトール。

 

慣れているのは本当らしく、軽々と破壊音のなかを通り抜けて行った。

 

 

 

 

最大の戦力を得た代わりに、最大のお荷物をしょった気にさせられたリングは。

 

 

 

(一体なにがいけなかったんだろう…)

 

 

 

いまだ破壊音の続く、城内でリーダーとは何かを考えて見たくなったのであった。

 

 
 

完

 



あとがき

なんつーか……ギャグです^^;
幻想水滸伝にやたらはまってしまい殴り書きのようなこのショート。
反省点すらもう、思い浮かばない…(汗)




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